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米雇用統計受けドル売り加速!

  • 2017/06/03
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0603

 

★欧米市場序盤では、米雇用統計の発表を控え、ドルは主要通貨に対して全般もみ合いで、111.50円台で推移した。米長期金利が2.11%の低水準で推移したが、日経先物や欧州株、NYダウ先物がプラス圏で推移したことで、リスク選好的な流れが続いた。米労働省が発表した米5月雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比13万8000人増となり、市場予想の前月比18万人増を下回ったことを受けて円買い・ドル売りが先行した。節目の111.00円を下抜けて下落した。また、米4月貿易収支が476億ドルの赤字となり、市場予想の461億ドル前後の赤字より弱い内容となったことも円買い・ドル売りを誘った。なお、失業率は4.3%と予想の4.4%より強い数字となったほか、平均時給は前月比0.2%増と市場予想通りの結果となった。米雇用統計の発表後にドル全面安となった流れに沿って、一時110.30円近辺まで下げた。ただ、5月18日安値の110.23円が目先のサポートとして意識されると下げ渋った。FOMCで投票権を有するハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は講演原稿で『最近の弱いデータにもかかわらずインフレは依然として軌道上にある』『インフレ率は年末頃には目標の2%に達すると予想』『今年計3回の利上げをなお予想』との考えを示したが、新味の内容に乏しく反応は限られた。 新規材料難のなか、NY時間午後に入り次第に値動きが細り、110.50円付近で戻りが鈍い展開となった。

NY原油が大幅下落するなか、今までならリスク回避の動きとなりNYダウも下落するのが定番であったが、週末はそうならず、NYダウは堅調推移となった。また、NYダウが堅調推移しているなか、ドルインデックス指数や米長期金利が下落し、金が上昇するという教科書的には説明できない動きとなり違和感を感じた。これは、何処かの市場が間違った動きとなっていると言え、いずれ正常に戻るために巻き戻し的な動きになりやすい。

6月のFOMCでの利上げを織り込んでいるとは言え、12月や3月では長期金利が一時2.60%近辺まで上昇したが、今回は上昇するどころか低下傾向を強めている。

前週と同様6月5日週も経済・政治重要イベントが相次ぐため、変動幅の大きな週となりやすいので注意が必要となる。

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