★欧州市場序盤では、欧州政治リスクの後退を背景に、ユーロが全面高で推移したため、ドル/円はユーロ/円の続騰に下値を抵抗されて113.40円台で方向感の乏しくもみ合い推移した。欧州株が小幅高安まちまちとなるなか、米長期金利が2.34%まで上昇したことでドル買いが強まった。米長期金利の上昇や日経先物が堅調推移していたことでドルを下支えした。米商務省が発表した4月米住宅着工件数（季節調整済み）が年率換算で117万2000件と予想の126万件程度を下回り、4月建設許可件数が122万9000件と予想127万件程度より弱い内容となったことも相場の重しになった。米長期金利が低下幅を拡大したほか、NYダウが50ドル超高から50ドル近い下落まで失速したことで、リスク回避のドル売りが優勢。ストップロスを巻き込み、112.93円まで下げ足を速めた。ロンドン（日本時間24時）のフィキシングを通過すると買い戻しが優勢となった。NYダウの持ち直しや米長期金利の低下幅縮小も相場の下支えとなった。ドルインデックス指数が一時98.08まで低下したことで、全般ドル売りが優勢となった。

欧州政治リスクが後退したことで、ユーロが強い展開ｔなっていることから、ドルインデックスが低下しやすく、ドルが売られやすい展開となっている。ドル/円は、徐々に上値を切り下げてきていることから、ドルが下落しやすい展開となっている。