先週末のNY為替市場ではドルが対円で反落となった。３月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）が市場予想を下回り、2016年２月以降で初めて前月比で低下となった。また、米商務省が発表した３月の米小売売上高は２カ月連続で減少となった。
　先週末のOSE225先物6月限ナイトセッションは、日中取引に比べ60円安の１万8260円で取引を終えた。イースターのため米国株式市場及びCME225先物市場は休場だった。
　北朝鮮は15日の故金日成主席の生誕105年記念日に軍事パレードで新型ミサイルを披露し、16日は弾道ミサイルを発射した。日経平均は前週末までに４日続落となり、年初来安値を更新しており、下値では自律反発狙いの買いも期待出来ないこともないが、地政学的リスクを警戒した円高ドル安が上値の重しとなりそうだ。聯合ニュースは、米空母カールビンソンが25日に韓国東岸に到着するとも報じており、今週から来週にかけて日本株式市場は緊張感が拭えない展開か。

【買い材料】

・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待

【売り材料】

・北朝鮮弾道ミサイル発射を強行
・米3月小売売上高0.2％減、2カ月連続マイナス
・米ＣＰＩ、3月は前月比0.3％低下　13カ月ぶりマイナス
・トランプ政権、政策運営に不透明感
・北朝鮮地政学リスク
・ギリシャ、債務危機再燃
・フランス大統領選挙への不透明感

【その他注目点】

○オーストラリア、ニュージーランド、香港、ドイツ、スイス、フランス、英国（以上、イースターマンデー）、南アフリカ（ファミリーデー）、休場

・北朝鮮ミサイル発射、米国は中国などと対策検討＝大統領補佐官
・中国国際航空、北京─平壌便の一部を運航停止
・トルコ国民投票、大統領権限強化に「賛成」51.5％　野党は非難
・ロシアに対して厳しい姿勢で臨むべき＝米大統領補佐官
・中国の「為替操作国」認定見送り、米財務省が為替報告書
・北京市が不動産規制強化、開発業者の投資住宅売却を禁止
・米アップル、自動運転試験開始へ　カリフォルニア州が認可
・米ウォルマート、ネット衣料販売会社買収へ詰めの協議＝報道
・仏判事、ルペン氏の刑事免責無効を要求　秘書給与巡る疑惑で
・独フランクフルトで爆発事件

《スケジュール》

13:00　首都圏マンション発売(3月)　
15:15 黒田東彦日銀総裁、あいさつ

11:00 3月中国鉱工業生産
11:00 3月中国小売売上高
11:00 1－3月期中国国内総生産
21:30 4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
23:00 4月全米ホームビルダー協会（ＮＡＨＢ）住宅市場指数
18日05:00 2月対米証券投資動向
18日06:00 フィッシャー米連邦準備理事会（ＦＲＢ）副議長、講演

場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740