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日経平均3日続落、連日で年初来安値更新 北朝鮮など地政学的リスクがくすぶり

  • 2017/04/13
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 日経平均株価は3日続落となり、前日比125円77銭(0.68%)安の1万8426円84銭で取引を終了した。東京為替市場で円相場は一時1ドル=108円台後半となり、約5カ月ぶりの円高ドル安水準となった。日経先物や輸出企業株に売りが先行し、日経平均株価を押し下げた。大引けにかけてドル円が下げ渋りをみせると、日経平均は下げ幅を縮小した。
 トランプ米大統領のドル高けん制や低金利支持の発言から為替が一段とドル安・円高推移となり、北朝鮮の核実験場は準備しているようだ、と米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析ウェブサイト「38ノース」が伝えたことにより、地政学リスクへの警戒が強いスタートとなった。更に、北朝鮮の核開発プログラムを巡る緊張が高まるなか、同国の当局者は、国内で取材中の外国人ジャーナリストに対し、「大規模かつ重要なイベント」に備えるようとロイター通信が伝えた。午後、北朝鮮の「大きな出来事」とは高層ビルが立ち並ぶ新しい街路の開通と伝わるとドル円や日経先物は買い戻しが誘発させられた。週末に懸念されている核実験やミサイル発射などの強硬策が見送られるのではないかとの希望的観測も台頭した。
 TOPIXも3日続落して、前日比11.23ポイント(0.76%)安の1468.31で取引を終了した。東証1部の売買代金は2兆2590億円、売買高は19億5868万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1374、値上がりは543、変わらずは98銘柄だった。

 気になるのが明日、ロシア・シリア・イランによる会合があるのかどうか、またどのような発言が出てくるか・・・

 日経先物は下ヒゲの長い小陰線引けとなった。一時は18300円まで下落して、昨年12月5日以来、4カ月ぶりの安値水準となった。昨年11月9日安値(16090円)から今年3月2日高値(19680円)までのトランプラリーでの上昇幅の38.2%押し水準の18308円で支えられたことは好感される。目先、5日線(18630円)や転換線(18685円)が集まる18600円台後半の攻防を期待したいところだ。

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