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突然の米長期金利上昇からドル買い優勢に!

  • 2017/03/09
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0309

 

★欧州市場序盤では、米長期金利上昇を背景にドル買いが全般優勢の展開となった。米長期金利が一服するにつれ、ドル買いの動きは一巡、ドルは日中高値圏でもみ合いとなった。欧州株高やNYダウ先物の切り返しで円売りも出たが、114円台は引き続きドル売り興味も観測された。欧州株が下落に転じ、米長期金利もやや低下したことで、一時114円割れまで下落した。米2月ADP全米雇用報告が前月比+29.8万人と、伸びが鈍化するとの予想に反して大幅に拡大した。そのため、ポジティブサプライズで米長期金利が上昇しストップロスを巻き込みながらドル買いが加速した。一時114.75円まで上昇したものの、2月15日高値の114.95円がレジスタンスとして意識されるとやや上値を切り下げた。米10年債入札後に米長期金利が上昇幅を縮めると円買い・ドル売りがじわりと強まった。その後は米国株が下落したため、リスク回避の円買いが強まった。

 

昨日は欧州時間に入り、不思議なことに何の材料もないにも関わらず、米債券売りによる金利上昇によって、円売り・ドル買いが強まった。何だか狐につままれたような展開だった。はっきりしたことは分からないが、誰かが米債券売りを仕掛けたものと思われる。言わずと知れた米国債を沢山もっている国ではないだろうか?(日本ではないことは確か)債券売りに提灯が付き、半面債券下落に耐えきれなくなった投資家の投げを誘ったのかもしれない。どちらにしても、急速な米長期金利の上昇は米国企業の業績悪化につながる可能性と米国株の下落を誘うものである。

ただ、114円台は回復したが、115円台への上値の重さが気になった。例年15-20日までは本邦企業の決算に伴うリパトリ(円転による本国回帰)の動きに抑えられていることが多い。

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