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3月利上げ発言でも予想外の円買い!

  • 2017/03/05
  • 米蔵(ヨネゾウ)
  • NYタイム

USDJPY0305

 

★欧州市場序盤では、ドルは主要通貨に対して堅調地合いを維持しながら値幅は限定的に留まり底堅く推移した。予定されているFRBフィッシャー副議長とイエレン議長の講演に注目が集まるなか、114円台前半で推移した。欧州市場中盤では、週末調整の動きにもドルの下押しは限られた。アジア時間に売りが進んだ反動が出たほか、日経先物が強含んだことも相場の支えとなり円売りが強まった。イエレンFRB議長とフィッシャー副議長の講演を控え、米長期金利が2.50%まで上昇したことで円売り・ドル買いが優勢。ただ、前日の高値114.59円が目先レジスタンスとして意識されるとやや上値が重くなった。数時間後に講演を控え売り買い拮抗し、方向感がつかめにくい展開となった。米早期利上げ期待を背景に押し目買い意欲も強く下値は堅かった。米2月ISM非製造業指数が57.6となり、市場予想の56.5を上回ったことも支えとなった。イエレンFRB議長が『経済予想通り進展すれば3月の利上げは適切』と述べたことで円売りが先行したが、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる展開となった。また、米長期金利が上昇幅を縮めたことなどが相場の重しとなった。一時113.76円まで下げたが、引けにかけてはショートカバーが入り114円台を回復した。

 

イエレン米FRB議長の利上げ発言を受けても、115.00円まで上昇することなく下げる場面となったことは重要ポイントとなる。以前もコメントしたが、13週線の114.87円の下に位置していることからレジスタンスラインとなっているものと思われる。ただし、26週線が110.13円に位置していることから、サポートラインとなりやすい。3月上旬ということもあり、本邦企業からの本決算のリパトリ(円回帰)の動きが出やすいのも要因と思われる。ただし、中旬以降は決算によるリパトリの徐々に終了してくることから、4月への再投資の円売りが出やすく市場の動向に変化が出やすいので注意が必要となる。

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