★ドル/円の日足では、3日連続で90日線（青線）の112.79円が上値抵抗ラインとなっている。また、24日（高値：112.97円、安値：111.91円、終値：112.18円）、27日（高値：112.84円、安値：111.89円、終値：112.72円）では、上値・下値切り下げとなっており上値の重さが意識される。相場の基本は、上値・下値切り下げは下落トレンドとなる。本日は27日のロウソク足の高値を上抜け出来るのか、それとも安値を下抜けするのかが焦点となる。もし、上抜け・下抜け出来なければ『はらみ線』ということになる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%：26.05、%D:29.04まで低下しているが、過熱感は出ていない。ただ、%Kに下落の勢いは鈍化している。

僅かであるが、45日線（紫線）が75日線（緑線）とデットクロスしてきていることは注目点となる。

日足では、反転の兆しがまったく感じられない状況となっている。もし、27日の112.84円高値を上抜けると変化が出てくるだろうが、そうならなければ下落基調は維持されていることになる。また90日線で3日間足踏みしていることも、上値の重さを感じられる。明日のトランプ米大統領の就任後初の議会演説で、各移動平均線を上抜けするようなら、変化の兆しとなるので注意が必要。