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トランプ政権の「大成長路線」での恩恵期待復活?市場の一部では日銀ETF買い縮小懸念も
- 2017/01/25
- アジアタイム
本日の日経平均は、トランプ大統領が3大自動車メーカーのCEOと会合して国内雇用の促進を求めたことやトランプ大統領によるパイプライン計画推進の大統領令署名が好感され米株が上昇したことなどから、19000円の節目をこえてのスタートとなりそうだ。外国為替市場での円安・ドル高基調も輸出関連株中心に買いを誘発させる。
前日のOSE225先物3月限ナイトセッションは、OSE日中取引比220円高の19060円で終え、売買高は1万6947枚だった。CME日経先物(円建て)の清算値は、前日のOSE日中比で195円高の19035円、売買高は4万6905枚だった。
一方で市場の話題となっているのが、前日の日銀のETF買い見送り。TOPIXが前場を0.28%安で終えていたにも関わらず、日銀はETF買いを見送った。昨年10月26日にTOPIXが0.06%安で前場を終えた際にはETF買いを入れていたが、一部ではETF買い入れの規模縮小を指摘する向きもある。
本日、寄り前には財務省が2016年12月の貿易統計を発表し、LINEが取引終了後に16年12月期決算を発表する。
【買い材料】
・トランプ政権の「大成長路線」での恩恵期待
・トランプ米大統領 前オバマ政権が保留していた2パイプライン建設促進の大統領令に署名
・日銀のETF買入れによる需給下支え
・米国株式市場-反発 S&P500とナスダック総合が最高値更新
・NYダウ上昇(19912.71、+112.86)
・ナスダック上昇(5600.96、+48.01)
・NY原油先物-反発 減産協調が進捗(53.18、+0.43)
・NY為替-米景気期待でドル高・円安 1ドル113円85 -95銭
・米1月マークイット製造業PMI・速報値 55.1〔予想 54.5〕(前回発表値 54.3)
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(19034、+195)
・恐怖指数VIXは11.08、前日比低下
・米財政赤字、 2017会計年度は小幅減 向こう10年は増加=CBO
【売り材料】
・トランプ政権への先行き不透明感
・欧州の政治情勢への懸念
・米12月中古住宅販売件数 549万件〔予想 552万件〕(前回発表値 561万件)
【その他注目点】
・休場:ブラジル、台湾
・南ア準備銀行、政策金利を7.00%に据え置き
・ハンガリー中銀、政策金利を0.90%に据え置き
・トルコ中銀は政策金利を8.00%に据え置き、予想は8.50%
・米上院民主党トップ、中国の「為替操作国」認定を大統領に要請
・トランプ米大統領、自動車大手首脳と会談 新規工場建設強く要請
・トヨタ、米インディアナ工場で400人追加雇用へ SUV生産増
・ドイツ銀、資産運用会社の部分的IPO検討=関係者
・中国アリババ、10-12月は予想上回る54%増収 通年見通し上げ
・中国人民銀がMLF金利引き上げ、投機抑制が狙いか
・欧州株式市場-まちまち 米景気への期待が下支え
・欧州債-反落 米景気の強まりの波及に期待
・米債券市場-反落 米景気期待を高める材料が相次ぐ
・NY金先物-反落 ドル高・株高が金相場を圧迫
・CRB指数-3営業日続伸 銅、天然ガスが上昇 コーヒー、トウモロコシが下落
《スケジュール》
08:50 貿易収支(12月)
10:00 参院本会議で代表質問
10:30 ジャパンディスプレイ「JDI技術展」
14:00 民生用電子機器国内出荷(12月)
09:30 豪・消費者物価指数(10-12月)
09:30 亜・台湾GDP(10-12月)
18:00 独・IFO景況感指数(1月)
19:00 ブ・FGV消費者信頼感(1月)
21:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
23:00 米・FHFA住宅価格指数(11月)
《決算発表》
カイノス、杉本商、JFE-SI、ミルボン、東会館、ベクター、カワチ薬品、デファクト、VOYAGE、ベリサーブ、LINE、四国化、沖電線、鉱研工業、航空電、エンプラス、日立化成、富通ゼネ、ドリコム、KOAなど
《米決算発表》
プロクター・アンド・ギャンブル、ボーイング、イーベイ、ノーフォーク・サザン、AT&T、クアルコム、ユナイテッド・テクノロジーズ、シトリックス・システムズなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740