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ドル/円は持ち高調整の動きに上値重い!
- 2016/12/30
- NYタイム
★欧州市場序盤では、米長期金利の低下を受け、ドルが対円を中心に続落した。欧州勢参入後、ドルの見切り売りの動きが加速し、一時116.24円前後に下値を広げたが、株価が下げ渋るなか、円買いが一巡すると116.40円台で下げ渋る展開となった。日経先物が上げに転じたことを支えにドル買いが強まったが、再び米長期金利が低下するとドルは軟化した。米長期金利の低下が一服したことでドル売り圧力が後退したほか、日経先物が持ち直したことが相場の下支え要因となった。NYダウも反発スタートしたことでドル売り・円買いは一服し、116.87円まで上昇した。年末年始の連休を控えて、持ち高調整の動きにドル売りが優勢になった。その後もNYダウが失速し、日経先物も下落幅拡大で円買いが優勢となった。日通し安値116.24円が目先サポートとして意識されると徐々に下値を切り上げた。ただ、米7年債入札後に米長期金利が低下幅を広げるとやや上値が重くなった。
引けにかけて戻り基調となったことで、アジア市場でいきなりドル売りが強まる可能性は後退した。また、欧米市場では116.24円が意識されたことも、本日の相場の参考になる。