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ドル/円は米5年債入札好調でドル売り!
- 2016/12/29
- NYタイム
★欧市場序盤では、本邦からの円売りの動きは一巡、ドル/円・クロス円は東京市場の上昇幅を縮小してもみ合いとなった。ドルが主要通貨に対して値を切り上げる格好になった。クリスマス休暇だった英国投資家などが、15年ぶりに高い水準となった米12月消費者信頼感指数を消化する動きが出た。ドルは年末のドル買い需要に支えられ、主要通貨に対して堅調推移となった。その後も、足元堅調な米国経済指標を材料としたドル買いが継続し、ドル独穂高となった。ただ、ユーロ/円の下落につれた売りが出るとやや上値を切り下げた。NYダウが失速したうえ、米11月住宅販売保留指数が前月比2.5%低下となり、市場予想の前月比0.5%上昇に反して低下したため、円買い・ドル売りがじわりと強まった。米5年債入札が『好調だった』と受け止められ、米長期金利が低下幅を拡大したことで下落した。NYダウの下落や米長期金利の急低下を背景に円買い・ドル売りが強まった。米長期金利の上値重く、ドルに対する売り圧力が意識された。117.00円割れ手前で利益確定や押し目買いにより下げ止まった。