★豪ドル/円は、中国の習近平国家主席が『6.5％の政府成長目標を下回ることを容認した』と報じられたことで、中国の成長や資源重要と相関性の高い豪ドルが下押しとなった。

そのため、一時は5日線（赤線）、10日線（黄線）、25日線（青線）を下回る展開となったが、持ち直しの兆しが出ている。しかし、上値では25日線の85.0266円や10日線の85.072円が上値抵抗ラインとなり、戻りが鈍くなっている。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、売られ過ぎから%Kと%Dがわずかにゴールデンクロスし始めている。

今後の注目点では、25日線や10日線が上値抵抗ラインとなるのか、それとも上抜けしてくるかが焦点となる。上抜けするようなら、ストキャスティクスの動きをみても上昇余地が残る。一方、上値抵抗ラインに押され再び下落基調となった場合でも、そこからの押しは売られ過ぎ域にあることから浅い押しとなる可能性が高い。