★ドル/円は、23日は天皇誕生日で日本市場期城、26日はクリスマス振り替え休日で米国など主要国の多くが休場となるため、ポジション調整中心の値動きとなりやすい。このところの動きをみると、116円台ではドル買い、118円台ではドル売りのオーダーが習超している。結局は117円台半ばを中心とした動きとなりやすい。

テクニカルでは、高値圏で三角持ち合いが形成されていることが気になる。上値を切り下げ・下値を切り上げる展開となっている。そして、徐々にロウソク足の実体が小さくなってきている。そのため、上放れ・下放れには警戒する必要がある。

フィボナッチ係数による移動平均線では、5日線（灰線）の117.62円前後に位置しており、5日線を挟んだ動きとなっている。13日線（赤線）は上向きを維持していることから、上昇基調は維持されている。

下落調整的な動きになった際は、13日線の116.27円、610日線（アクア線）の114.45円などが節目となりやすい。トランプ次期大統領の政策期待は根強く、下落基調では押し目買いが入りやすく深押しは現在のところは考えにくい。ただ、トランプ氏がツイッターでドル高けん制などあれば、やや大きめの調整は覚悟せざるを得ない。