★欧州市場序盤では、一時117.40円レベルに下値を広げたが、米長期金利がやや持ち直すにつれ、ドル売りは一巡し117.60円台でもみ合いとなった。欧州株が全面安、また米長期金利の低下を受け、ドルは再軟化した。クリスマス休暇を控え薄商いのなか、持ち高調整による円買いの動きが継続した。アジア時間につけた安値117.40円を下抜けると、目先ストップロスを誘発して下げ幅が拡大した。117.07円の安値を付けた後は安値圏でのもみ合いになった。全般にドル安が進むなかで戻りは鈍かったが下値も限定的だった。ロンドンフィキシングに向けてドル買いが強まった。また、住宅市場のピーク時来の高水準までに回復した米国の11月中古住宅販売件数を好感した買いがドルの下値を支えた。一時117.86円付近まで上げたものの、そのあとは徐々に上値が重くなった。市場では『117.80-118.00円には売りオーダーが観測されている』との指摘があった。

NY市場引けにかけてダラダラと弱含んだことから、アジア市場でもつれて弱含みになる可能性も？