★欧州市場序盤では、米FOMC以降の米長期金利とドル高の流れが持続、117円台後半と10ヵ月ぶり高値圏で推移した。米長期金利上昇に支えられて、117.80円台でもみ合い推移した。米長期金利が2.60%台で推移し、NY原油が51ドル台で底堅い値動きとなり、欧米株反発も期待される状況にドル買い・円売りが強まった。ドル/円は118.66円近辺へ堅調推移となった。ただ、短時間で急上昇したあとだけに利食い売りなどが出て117.98円付近まで押し戻された。NY市場に入ると、クロス円を中心にポジション調整の円買いが継続的に持ち込まれた。売り一巡後は、押し目を拾いたい向きも多く下値を切り上げる展開になった。NYダウや日経先物が大幅高となったことも支えに再びドル買い・円売りが加速した。米国株や米長期金利の上昇が一段落したため、ドルは利食いで反落した。その後は118円を挟んでの動きで、ドル買いに対する調整の動きとなった。

欧米市場では、上値トライと利食いが繰り返される展開に終始した。底値も徐々に切利上げ、引け際は118円台に戻す強い展開となった。