★欧州市場序盤では、前日NY市場からのドル反落の流れは一服、ドルは全般もみ合い商状となった。ドル/円は114円台後半で下値抵抗されたものの、115円台半ばで戻り売りに押され、115円台前半でもみ合い商状継続となった。欧州株が堅調に推移、日経先物も小幅高となるなか、115.35円前後と日中高値圏でドル反発の流れが持続した。NYダウ先物や日経先物が堅調推移するなか、リスク選好のドル買いが入った。米長期金利の低下幅拡大を横目にドルは伸び悩みとなった。米11月輸入物価指数は前月比▲0.3％（前年比▲0.1％）と事前予想の前月比▲0.4％（前年比±0.0％）をわずかに上回ったものの、米景気先行き不透明感にドルは軟調推移となった。米長期金利が低下幅を縮めたうえ、NYダウの120ドル近い上昇を支えにドルが反発した。その後、再び米長期金利が低下したことで円買い強まったが、115.00円近辺では押し目買いも入った。新規材料のなか、NY時間午後になり次第に値動きが細った。

明日早朝のFOMC結果公表を前に動きづらい状況が続いた。結局115.00-115.40円近辺のレンジ相場で終始した。