★欧市場序盤では米長期金利上昇が一服となったものの、ドルの下押しは限定され、114円台半ば付近でもみ合い商状となった。米長期金利が再上昇となったことに支えられて114円台半ばで底堅く推移した。米長期金利が2.40％台から2.44％台まで上昇、日経先物上昇も支えにドル買いが優勢となった。115.00円のバリアオプションを上抜けてストップロスを巻き込み115.15円まで上昇した。米長期金利高止まりや全般ドル高の地合いのなか、115.20-30円前後と2月以来のドル高となった。米長期金利が低下すると、急激なドル高の過熱警戒感などにより、ドルが調整反落となった。114.62円付近まで利食い売りに押されたが、押し目買い意欲も強く、米長期金利が再び上昇するとドル買いが再開された。米12月消費者態度指数（ミシガン大調べ）速報値が98.0となり、市場予想の64.5を上回ったことも相場の支援材料となった。一時115.34円と2月9日以来の高値を付けた。NY時間午後に入り新規材料に乏しくもみ合い商状となったが、底堅い動きが継続した。

115円台をつけた後、調整場面もあったが、その後は確り115円台前半を維持して終了したことで、週明けも底堅い展開が予想される。