★欧州市場序盤では、ドルは全般もみ合い商状となり、114円前半の動きとなった。米長期金利が2.37%台まで低下したことを嫌気してじり安となった。英国の10月鉱工業生産及び製造業生産高が予想より大幅に下振れたことを受け、ポンド売りが再燃するなか、円の買い戻しの動きが加速した。ただ、欧州株が続伸、原油価格も堅調に採り日いされたことで、円買いの動きも限定的だった。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態となり、小康状態となった。しばらく114.05円前後で方向感が出なかったが、米長期金利の低下幅拡大やポンド/円の下落につれ売りが優勢となった。原油価格の下落や、米長期金利の低下などをながめ円買い・ドル売りが進行し、前日の安値113.50円を下抜けて一時113.39円まで値を下げた。売り一巡後は、NYダウが一時280ドル超上昇し、史上高値を更新したことで円売り・ドル買いが優勢となった。『一目均衡表転換線の113.09円近辺がサポートとして意識された』ただ、114円台回復に失敗すると伸び悩んだ。