★欧州市場序盤では、米長期金利の上昇につれ114.00円付近にドルが反発した。欧州株の上昇を受け、リスク選好の動きが回復され、円が全面安推移。イタリア株はプラス圏を回復、日経先物も220円高に上昇幅を拡大した。米長期金利が上昇したことを背景に、全般的にドルが堅調に推移し、ドル/円は先週末高値を上抜け114.33円前後に一段高となった。イタリアのレンツィ首相の辞意表明にもブレント原油上昇、欧州株高（イタリアは下落に転換）を受けて円売り持続。米長期金利が2.42％台まで上昇しドル買いとなった。米11月ISM非製造業指数が57.2となり、市場予想の55.3を上回ったことが伝わると、米長期金利の上昇幅拡大とともに114.77円まで上値を伸ばした。しかし、1日の高値114.82円や2月16日の高値114.87円が抵抗ラインとして意識されると徐々に上値が重くなった。また、米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の重しとなった。米長期金利の急低下を受けて円買い・ドル売りが先行し、一時113.18円付近まで値を下げた。

米長期金利につれる動きとなり、方向感の乏しい動きとなった。ただ、115円近辺では上値が重くなる地合いとなった。