★欧州市場序盤では、ドル主要通貨にたいしてもみ合い商状となった。時間外長期金利が低下となったが、反応は薄く111-05-08円付近で小動きを継続した。米長期金利が上昇にう転じたことをながめ円売り・ドル買いが進行した。　米商務省が発表した10月米耐久財受注額（季節調整済みで半導体は除く）が前月比4.8％増と予想の前月比1.7％増を上回ったうえ、変動の大きい輸送関連を除いた受注額が前月比1.0％増と予想の前月比0.2％増より強い内容だったことが分かると円売り・ドル買いが活発化した。米長期金利再上昇し、昨年11月来の2.36％への上昇となりドルは続伸した。原油在庫の予想外の大幅減を受けて、NYダウに対する買いが展開。リスク志向の動きに円安が加速した。ただ、節目の113.00円に接近した場面では利食い売りなどが出たため上値を切り下げた。FOMC議事要旨公表後に円売り・ドル買いがじわりと強まったものの反応は一時的だった。ＦＯＭＣ議事要旨では「幾人かのメンバーは比較的早い利上げが適切と指摘」「幾人かのメンバーはＦＲＢの信頼性を保つため12月に利上げを行うべきと主張」との見解が示された。