マーケット情報
株式・FX・商品情報
11月第3週FX米蔵レポート!
- 2016/11/12
- ホットニュース
★久しぶりに日経平均株価が1000円下がって、翌日1000円上がる場面をみた。リーマン・ブラザースが破綻して世界的金融危機のあった年でも、そのような動きがあったことを思いだした。その時は、あちこちのオプション市場では、破綻した投資家が続出したように記憶している。しかし、今回の大波乱相場では、大勢の投資家が破綻したとの声はほとんど聞こえない。業者が売り制限していることもあるが、投資家も賢くなってきていると言えるのではないだろうか。あり得ないと思った英国のEU離脱や不動産王トランプ氏の大統領勝利など、世の中の出来事で『予想』して投資行動することは『よそう』。主要市場では、一転してリスク選好の動きとなっているが、水面下ではそうなっていない。新興国の通貨安・株安が目についてきた。また、ドル建てハイイールド社債ETFが下落基調となっている。また、個人的にリスクのバロメータとしているアルゼンチンのメルバル株価指数が、大きく下落し始めている。さらに、イタリアの10年国債利回りが急騰している。このように、ヒタヒタとリスク回避の動きが強まってきていることには、今後も注意しておく必要がある。今のトランプ相場は、テクニカル的に見るとある意味踏み上げ相場と言えなくもないと感じている。
下記の『FX Weekly Report Nov-third week』をクリック
↓