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東京株式市場 買い優勢後はもみ合う展開か
- 2016/11/21
- アジアタイム
米国株式市場は小反落。S&P500種株価指数は前日比0.2%安の2181.90で取引を終了。NYダウは35.89ドル(0.2%)下げて18867.93ドルで取引を終えた。ナスダック総合指数は、0.2%の下落で取引を終了した。トランプ次期米政権の政策を見極めたいとのムードの中、米大統領選後の株価上昇による利益を確定させる動きが優勢となった。
NYMEXのWTI先物12月限は前日比27セント(0.59%)高い1バレル=45.69ドルで取引を終了した。OPECとロシアの協議を終えて、アルジェリアが生産調整で合意に達する確信を得たとの見方を示したことが材料視された。
先週末のOSE225先物ナイトセッションは、18日の日中取引の終値に比べ30円高い1万8000円で取引を終了し、売買高は2万1386枚だった。CME225先物の清算値はOSEの終値も上回る1万8025円となり、売買高は5万4109枚と賑わった。
本日の日経平均は、米国株式市場が利益確定売りが先行したものの、為替市場でドル円が111円台にのせてきたこともあり、買いが優勢で始まり為替相場を睨みながらの展開か?
国内では10月の貿易統計が発表され、米国では、FRBのフィッシャー副議長が講演する。
【買い材料】
・トランプ政権の「大成長路線」での恩恵期待
・NY原油先物-小反発、減産実施への期待感が支え(45.69、+0.27)
・NY為替-ドル強い、ドル円は111台
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(18025、+55)
・恐怖指数VIXは12.85、前日比低下
・日銀のETF買入れによる需給下支え
【売り材料】
・米国株式市場-小幅反落
・NYダウ下落(18867.93、-35.89)
・ナスダック下落(5321.51、-12.46)
・欧州株式市場-小反落、商品市況の低調が重し
・中国本土:上海総合指数は反落、人民元安を警戒 節目の3200ポイント割れ
・韓国の政局混乱
【その他注目点】
・米債券市場-続落、米金利先高観は根強い
・欧州債-独債は続伸、英債は続落
・NY金先物-続落、ドル高や米金利の上昇で
・CRB指数-反発 天然ガス、小麦が上昇 銅、ニッケル、金が下落
・ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会で証言
・ 英メイ首相-「EU離脱の準備順調」と独メルケル氏に伝達
《スケジュール》
08:50 貿易収支(10月)
10:00 銅電線出荷統計(10月)
10:30 政井日銀審議委員が講演
12:00 自民党の石破元幹事長が講演
13:30 山口元日銀副総裁が会見
14:00 全国スーパー売上高(10月)
16:00 コンビニエンスストア売上高(10月)
11:30 亜・タイGDP(7-9月)
16:00 スイス・貿易収支(10月)
19:25 ブ・週次景気動向調査
《米決算発表》
タイソンフーズなど
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740