★欧州市場所便では、時間外の米長期金利の低下を背景に、ドル全面高は一服、ドルは主要通貨に対してやや反落となった。欧州市場では109円を挟んで方向感の乏しい値動きが続いた。時間外取引の米株先物は引き続きプラス圏で推移したが、米長期金利が軟調なたためドル買いが後退した。米長期金利が低下幅を縮小したことにつれて、ドルは持ち直すなど米長期金利の値動きをながめ、神経質な値動きが持続した。米長期金利が上昇に転じたことを背景に買いが入った。また、イエレン米議長が『利上げは比較的早いことが適切だろう』、『米経済は今年目標に向けて進展した』、『金利の維持は過剰なリスクを促す恐れ』などと発言するとドルは上値を伸ばした。米経済指標は概ね良好な結果となったことから、109.20円を挟んで神経質な動きが続いていたが、結果を受けてドル買いが優勢となった。日経先物が上昇したほか、米長期金利も上昇幅を拡大し、ドル買いが強まった。また、ドルインデックスも2003年4月9日以来の高値となった。さらに米長期金利が上昇したことで110円目前まで上昇した。引けにかけてバリアオプションが観測されていた110.00円を上抜けストップロスを巻き込み上昇した。