日経平均株価は反発して、前日比194円06銭（1.10％）高の１万7862円21銭で取引を終了した。堅調に推移する米国株式市場や原油高、円安基調が好感された。為替市場で円が５カ月半ぶりに１ﾄﾞﾙ＝109円台まで下落となった。新発10年物国債利回りが８カ月ぶりの高水準を付け、金融株の一角には国内外の投資家からの買いが観測された。また、トランプ米次期大統領の「大成長路線」で、恩恵が期待される銘柄などには積極的な買いが観測された。
　ＪＰＸ日経インデックス400は５日続伸し、前日比162.88ﾎﾟｲﾝﾄ（1.29％）高の１万2777.92で取引を終えた。ＴＯＰＩＸも５日続伸となり、18.67ﾎﾟｲﾝﾄ（1.33％）高の1421.65で終了した。東証１部の売買代金は２兆8561億円、売買高は27億2666万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1585、値下がりは314、変わらずは86銘柄だった。
　東証１部33業種は銀行、鉱業、倉庫・運輸、保険、パルプ・紙、その他製品、空運、輸送用機器、海運、通信など32業種が上昇し、不動産の１業種のみ下落となった。

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