★欧州市場序盤では、調整的なドル売り戻しは一巡、ドルは全般もみ合い商状となったが、108円を挟んで売り買いが交錯した。時間外の米長期金利が最低下となるなか、107円台後半にドルが再下落となったが、前日から107円台後半でドル買い根強く108円台に持ち直した。時間外の米長期金利が持ち直したことを背景に、ドルが108.20円付近で底堅さを維持した。米10月小売売上高が前月比+0.8％と事前予想の前月比+0.6％を上回り、除自動車も前月比+0.8％と事前予想の前月比+0.5％を上回り、米11月NY連銀製造業景況指数が+1.50と予想の-2.50を大幅に上回って米景気回復期待にドル/円は108.60円近辺へ堅調推移した。強い米経済指標が相次いだことを受けたドル高が続いた。109.00円前後ではオファー観測も、堅調地合いは変わらず、底堅い動きが続いた。108.90円前後でのもみ合いが続いていたが、日経先物が180円高を支えに買いが再開した。