★欧州市場序盤では、米大統領選の結果に市場の注目が集まるなか、ドルは主要通貨に対して小幅な動きとなった。欧州勢本格参入後も為替の動意は乏しく、ドル/円は104.45円前後と前日NY市場終値付近で小動きを継続した。なお欧州株は概ね前日比横ばいだった。投票が本格的に始まる米大統領選の結果待ちムードが広がるなか、全般的にドル買いが優勢気味となった。しかし、ドル/円は調整が一巡すると、上値を意識する動きが再開し上値が重くなった。全般円売りが進んだ流れに沿って、一時104.83円と本日高値を更新した。しかし、利益確定やNYダウが下落した影響から上値も重くなった。米国の雇用関連の指標が市場予想に届かず、一時ドルの上値が重くなったが、直ぐに押し戻す動きとなった。原油価格の上昇に伴い資源国通貨のクロス円が買われた影響を受けたほか、NYダウ高、米長期金利の上昇でドル買いが優勢となった。ドル/円は買い一巡後も下値の堅い動きで105円台を維持した。目先は様子見ムードで方向感は見えにくい展開となった。