★豪ドル/円は昨日待望の200日線（紫線）上抜けもつかの間に、結局は200日線を下抜けしてしまった。さらに5日線（赤線）、10日線（黄線）まで下抜けする結果となった。ただ、25日線（青線）の783.97円が下値支持ラインとなり、下げ渋りの状況となっている。ただ、5日線がやや下向きとなってきているので注意が必要だ。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3，20，80）は、％Kと％Dは買われ過ぎ域から下落基調となり、なお下向きが維持されている。また、MACD(パラメータ：12、26、9）もゼロラインの上方から僅かではあるが、MACDとシグナルがデットクロスし始めている。

今後の注目点では、下値支持ラインとなっている25日線から反発し、再び5日線の79.626円や10日線の79.523円を上抜け出来るかが焦点となる。現在のところは、どちらかというと下落基調に傾斜しているが、今週は重要イベントが続くことや、大統領選のクリントン候補の支持率が上昇してくるようなら、再びリスク選好の動きになりやすくなるので、注意深く見ていく必要がありそうだ。