★欧州市場序盤では、米大統領選に不透明感が浮上しているものの、FOMCではタカ派的な声明になる可能性への警戒感から、ドル下支えになった。欧州参入後、リスク選好の回復を受け、ドル/円意外ではドル売りが優勢の展開となった。その後、欧州株が前日比小幅マイナス圏に失速すると、リスク選好のによる円売りは一服となった。ユーロ/ドルの上昇に伴う円買い・ドル売りが強まったが、米長期金利が上昇幅を広げると下げ渋った。しかし、その後も対ユーロでドル売りが続いたほか、米国株の下落や米長期金利の上昇幅縮小も相場の重しとなった。米10月ISM製造業景気指数は51.9となり、市場予想の51.7を上回ったが、同時に発表された米9月建設支出は前月比0.4％減となり、市場予想の前月比0.5%増に反して減少したため、相場への影響は限られた。米大統領選の共和党候補者トランプ氏の支持率が、民主党候補者のクリントン氏を上回ったと伝わると、米大統領選を巡る不透明感からNYダウが80ドル超下落し、日経先物も160円下げたため、リスク回避の動きが強まり円買い・ドル売りが広がった。NYダウが一時200ドル超下落したことなどをながめ円買い・ドル売りが進行し、104円割れとなった。ドル売り一巡後は徐々に下値を切り上げた。