★欧州市場序盤では、米大統領選民主党候補クリントン氏の私用メール再捜査報道を受けたドル売りが後退するなか、ドル/円も一時105.00円レベルに反発となったが、ドル上値追いの動きも限定され、104.90円台もみ合い商状を継続した。クロス円の上昇が支えとなり、19時過ぎに一時105.04円と本日高値更新するも、一巡後は戻り売りに押されるなど上値も限られた。時間外米長期金利の低下も相場の重しとなった。一時105.08円まで上昇したが、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。NY勢本買う参入やべ国株の取引待ちとなった。米10月シカゴ購買部協会景気指数（PMI)が50.6となり、市場予想の54.0を下回ったことで円買い・ドル売りが小幅ながら入り上値は重くなった。新規手掛かり財慮うは乏しかったものの、月末ロンドンのフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いが出たとの指摘があった。カーニー英中銀総裁が任期を1年延ばし2019年6月末まで留任することを決めたと伝わると、ポンド中心にドル売りが進んだ流れに沿って円買いが優勢になった。結局は、月末のロンドンフィキシングに絡んだ動きに振られる展開となった。