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日米長期金利差は縮小気味だが!
- 2016/10/24
- 欧州タイム
★日米の10年物国債金利差は14日をピーク(1.857%)として、縮小気味となっている。そのためか、ドル/円の上値もやや重くなってきている。ただ、金利差だけを見ていくならば、もう少し円安方向にあってもおかしくない金利差がある。そのため、金利差だけの問題だけではなさそうだ。ちなみに7月21日には1.817%のかい離に対して、ドル/円は107円に向けて上昇していた。
市場で円安コメントが多いのも、これだけの金利差があるならば、もう一段の円安になってもということになる。そして、底堅い動きになっているのも金利差を見越した動きの可能性が高い。
しかし、金利差も上値を切り下・下値も切り下げる動きとなっていることから、現段階ではやや円高方向に動きそうな様相となっている。
今晩はFRBメンバー4名の講演が予定されている。市場では12月の利上げは織り込んでおり、来年以降の利上げ角度を意識してきている。そのため、角度が上方修正されるような発言が出てくると、金利差からも107円台へ向けての動きとなりやすい。一方で、報道では大統領選ではクリントン氏が優勢と伝えられているが、トランプ氏も再びクリントン氏との支持率差を縮小してきているとの報道もあり、トランプリスクが上値を抑えている可能性もある。