★豪ドル/円のトレンドに変化の兆しが出ている。一目均衡表の日足では、トランプ大統領誕生から雲の上限が下値支持ラインとなっていた。また、一度も雲の下限を下回ることなく、上昇基調を維持してきたが、本日のロウソク足で雲の下限を下抜けた。ただ、75日指数平滑線（紫線）の85.538円が下値支持ラインとして、耐えていたが微妙に下抜けしてきた。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%Kと%Dがかい離幅を拡大しながら下向きとなっていることから、下落圧力が強いことを示している。

今後の注目点とすれば、75日線が下値支持ラインとなり反発して雲のなかに戻る動きとなるのか、それともこのまま75日線を下抜けてストキャスティクスが示すように下落基調となっていくのか、欧米市場での動きが注目される。現状では前日のロウソク足に対して上値・下値切り下げとなっていることから、直ぐに反転すると言える状態ではない。また、長い期間もみ合い相場となっていたことから、レンジ下限を下抜けするとストップロス的な下落の可能性もある。今後の展開を見る必要がある。