日経平均は続伸し、前日比136円15銭（0.74％）高の１万8496円69銭で取引を終了した。日経先物12月限も続伸し、100円高の18500円で終えた。日経平均先物の売買高が7万5381枚と大きく膨らんだものの、限月間スプレッド取引が5万3475枚となり、期近の売買高の約70％強を占めた。週末のメジャーSQを前にロールの動きがピークアウトした。堅調に推移した欧米株式市場や為替の円安基調などが好感された一方で、ソフトバンクグループ やファーストリテ 京セラの３銘柄で日経平均株価を約90円程押し上げた。孫ソフトバンクグループ社長は前日にトランプ次期米大統領と会談し、米国の企業に500億ドルを投資することで合意した。ソフトバンテク も親会社の報道を受け、ストップ高と買いを集めた。また、野村HDなどが年初来高値を更新し、証券株が軒並み堅調となった。日本版少額投資非課税制度(NISA)一本化が与党の税制改正大綱案で明らかになったことで、制度変更に伴う証券バックオフィス業務の受注増加期待が高まった。

　ＪＰＸ日経インデックス400は続伸し、前日比105.67ポイント（0.80％）高の１万3344.30で取引を終了した。ＴＯＰＩＸも続伸し、13.42ポイント（0.91％）高の1490.62で取引を終えた。

　東証１部の売買代金は２兆6919億円、売買高は24億66万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1483、値下がりは422、変わらずは86銘柄だった。東証１部33業種は電気・ガスや銀行、証券・商品先物取引、海運、輸送用機器、その他金融、鉄鋼、電機などが上昇し、水産・農林や医薬品、ゴム製品、食料品などが下落となった。

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