日経平均株価は３日続伸して、前日比71円74銭（0.36％）高の２万225円09銭で取引を終了した。日経平均は一時、2万250円10銭まで上昇し、20日に付けた年初来高値（２万0230円）を上回った。円安基調や６月や12月期決算企業の権利付き最終売買日の権利取りの買いが相場を支えた。
　スパイサー米大統領報道官は、シリアが再び化学兵器を使用する兆候があるとの声明を発表すると、地政学的リスクから円高が誘発され、日経先物の上値を圧迫する場面が観測された。化学兵器を使用した場合は、アサド大統領やシリア軍が「多額の代償を払うことになる」と、米軍が攻撃することを強く示唆し、市民に犠牲が出る化学兵器の使用を思いとどまるようスパイサー米大統領報道官は求めた。
　ＴＯＰＩＸも続伸して、前日比6.81ﾎﾟｲﾝﾄ（0.42％）高の1619.02で取引を終えた。東証１部の売買代金は概算で２兆1420億円、売買高は15億7397万株だった。東証１部の値上がり銘柄数は1215、値下がり654、変わらず152銘柄だった。