米国株式市場は続伸。Ｓ＆Ｐ500種は前週末比0.14％高の2503.87で終え、NYダウは63.01ドル（0.28％）上げて22331.35ドルと、過去最高値を更新した。米金利の上昇で金融株が買われ、良好な業績への期待が高まり個別物色が広がった。また、北朝鮮情勢を巡る過度の警戒感が薄らいだこともリスクオンムードを高めた。
ＮＹＭＥＸのＷＴＩ先物10月限は前週末比２セント（0.04％）高い１バレル＝49.91ドルで取引を終了。ＯＰＥＣとＩＥＡによる需給均衡見通しなどを受けて、需給均衡化への期待が相場を支えた。
　本日の日経平均は続伸か。本日から始まる米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）を控え様子見ムードが漂う中、円安基調や米株高を好感する動きが相場を支えそうだ。
　安倍首相が衆院を解散し10月に総選挙を実施する意向を固めたと報じられた。選挙期間中の株式市場は比較的に堅調地合いになることが多いのも、買い誘発に期待を集める。

【買い材料】

・米国株式市場小幅高、金融株に買い
・NYダウ上昇（22331.35、+63.01）連日で最高値更新
・ナスダック上昇（6454.64、+6.17）
・ドル円が一時7週間ぶり高値、米国債利回り上昇で、ＮＹ為替市場
・米中首脳が電話会談、北朝鮮情勢巡り意見交換
・欧州株式市場反発、ポルトガル株買われる
・ロンドン株式市場反発、金融とエネルギー株買われる
・恐怖指数VIXは10.15、前日比低下
・CME225先物は大阪取引所比で上昇（19990、+200）
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
・好業績やテーマ株など物色意欲強い
・内閣支持41％に回復

【売り材料】

・米ハリケーン「ハービー・イルマ」による被害
・米大統領弾劾への警戒感
・北朝鮮地政学リスク
・北朝鮮ハッカーがATM攻撃
・トランプ政権、政策運営に不透明感

【その他注目点】

・米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）1日目
・安倍首相、衆院を解散する意向、10月下旬投開票

・NY原油先物－横ばい　中心限月以外は小幅安
・米債券市場－続落　米株高のなか売り方向で調整が進む
・欧州債－まちまち　英債はBOEタカ派姿勢緩和で反発
・NY金先物－続落　株高・ドル高が圧迫材料に

・米国防長官、韓国をリスクにさらさない対北朝鮮軍事行動を示唆
・北朝鮮の国連追放望ましい＝米上院東アジア小委員長
・スペイン、北朝鮮大使を国外退去処分
・中国、ビットコインP2Pも禁止へ

《スケジュール》

10:10　　国債買い入れオペ(残存期間5年超10年以下)(日本銀行)　　　　
16:50　　2017年基準地価公表　

10:30　　4－6月期豪住宅価格指数
10:30　　9月豪準備銀行（ＲＢＡ）理事会議事要旨
17:00　　7月ユーロ圏経常収支（季節調整済み）
18:00　　7月ユーロ圏建設支出
18:00　　9月独ＺＥＷ景況感指数
18:00　　9月ユーロ圏ＺＥＷ景況感指数
21:30　　7月カナダ製造業出荷
21:30　　4－6月期米経常収支
21:30　　8月米住宅着工件数
　 　　　建設許可件数
21:30　　8月米輸入物価指数

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