日経平均株価は続伸して、前日比106円67銭（0.48％）高の２万2523円15銭で取引を終了した。10日以来の高値となった。前日の米株高を好感し、上げ幅が260円となる場面があった。東京株式市場では、鉄鋼など景気敏感株のほか、銀行など金融株の上昇が目立った。一方で円高基調や日米の祝日を控え利益確定売りで上値がおさえ、日経平均は大引けにかけて伸び悩む展開となった。
　トランプ米大統領周辺とロシアとの関係を巡る疑惑である「ロシアゲート」の先行き不透明感とイエレンFRB議長が低インフレへの懸念を示したことから、１ﾄﾞﾙ＝112円台前半まで円高・ドル安が進んだ。
　ＴＯＰＩＸも続伸して、前日比５.95ﾎﾟｲﾝﾄ（0.34％）高の1777.08で取引を終えた。東証１部の売買代金は２兆7064億円。売買高は16億0339万株だった。売買代金は３営業日続けて３兆円を下回った。東証１部の値上がり銘柄数は1062、値下がりは868、変わらずは108だった。