日経平均か株価は反落し、前日比187円98銭（1.13％）安い１万6476円84銭で取引を終了した。明日予定されている日銀金融政策決定会合の結果発表を前、様子見ムードの中、円高進行を嫌気し幅広い銘柄に売りが先行した。ＦＲＢはＦＯＭＣで政策金利据え置きを決定。声明でも９月利上げが強く示されなかったと受け止められ、1ドル104円台半ば近くまでドル安・円高に振れたことが株式市場の上値を圧迫した。寄り前に、国内外の機関投資家の間で話題となった「ヘリマネだけじゃない、バーナンキ氏の隠し玉」報道が前場に蒸し返され、買い戻しなどで下げ渋る場面も観測された。ロイターやBloombergが午後に、政府は８月２日に閣議決定する経済対策のうち、国と地方を合わせた歳出を７兆円とする方針と報じたが、既報で市場への影響は軽微だった。主要企業の４～６月期決算発表では、市場予想を上回る内容だった銘柄には買い先行して、相場全体を下支えした。
　ＪＰＸ日経インデックス400は反落し、終値は前日比133.87ポイント（1.13％）安の１万1753.36で取引を終了した。ＴＯＰＩＸも反落し、終値は同14.67ポイント（1.11％）安の1307.00。東証１部の売買代金は２兆3738億円、売買高は18億9771万株、東証１部の値下がり銘柄数は1236、値上がりは628、変わらずは106銘柄だった。

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