日経平均株価は、前日比229円63銭（1.42％）安の１万5967円17銭で取引を終了。ドル円やクロス円が下落し、企業の輸出採算が悪化するとしての売りが優勢となった。昨日大幅高となった反動も加わり、アルゴリズムの取引が活性化され値動きが激しくなる場面もあった。Ｇ20財務相・中央銀総裁会議や中国の全国人民代表大会、ＥＣＢ理事会などが来週以降に予定されている。金融資本市の安定に向けた対応が打ち出されるとの期待がある一方、市場では何も出ないとの悲観的な見方も台頭していた。それらの結果を見極めたいとのムード、買い手控えにつながった模様だ。ＪＰＸ日経インデックス400は反落し、終値は前日比162.10ポイント安の１万1688.54だった。ＴＯＰＩＸも下落し、19.38ポイント安の1291.82で終えた。東証１部の売買代金は概算で２兆2775億円、売買高は22億9146万株。東証１部の値下がり銘柄数は1471、値上がり380、変わらずは88銘柄だった。