★日経平均株価が上昇したことや、時間外取引の現価格が堅調推移したほか、上海総合株価指数が大幅高で取引が終了したこと。しかし、英国のEU離脱に関して懸念が生じたことで、欧州株に対する警戒感から各通貨に対して円が買われる展開となった。先週末の欧米株安などが意識されて欧州の朝方は円買いとなっていたが、徐々に過度な警戒感が後退し、ドル買い円売りが強まった。欧州株が堅調推移したことや北海ブレントが3％超上昇したことでリスク選好の動きとなり、ドル買いが強まり一時113.38円まで上昇した。高値を付けた後は、対ポンド中心にドル高が進んだ影響も一服し、クロス円の下落につれた売りが出たため上値が重くなった。その後も欧州通貨中心の動きにドル/円は方向感の乏しい展開となった。23：45に発表された米2月製造業PMI速報値が予想を下回ったことで一時113円割れまで売られた。米財務省当局者筋の話として『米国はG20 で外為市場での不均衡回避を強調へ』、『米国はG20 で競争的な通貨切り下げをしないよう強く主張へ』などと伝わると一転円買いが強まった。ただ、112.70円台で下げ止まった。