★日経平均株価の大幅高を受けてドル/円は一時114.09円まで上昇したが、その後は上海総合指数が連休前の水準まで下げ幅を縮小したものの、マイナス圏で引けたことからリスク選好のドル買いにはつながらなかった。欧州市場朝方の取引では、日経平均先物が反落となるなか、戻り売りに押されて113.60円台へ軟化した。欧州株高を受けてリスク選好の回復の流れが維持され114.00円近辺まで上昇した。その後も日経平均先物がプラス圏を回復したほか、欧州株が上げ幅を拡大したことが相場を支えた。ドラギECB総裁が議会証言で『市場の混乱で物価安定が弱まればECBは行動する』などと述べたことで円売り・ドル買いが強まった。ドルインデックが一時96.884まで上昇するなど全般ドル高が進んだ流れに沿った。安倍首相がアジア時間に足もとの円高けん制したことが引き続き相場を支えた面もあり、一時114.70円台まで上値を伸ばした。ただ、114.70円まで上昇するも、欧州序盤からほぼ一本調子で上昇していたこともあり、利益確定売りに押された。