★欧米市場序盤では、ドルは主要通貨に対して底堅く113.50円台で推移した。FRB高官のタカ派発言が続くなか、早期利上げ観測がドル高を支援した。113.50円台を挟んで神経質な動きが続いていたが、米長期金利が上昇したことを支えに上昇した。また、欧州株式市場で主要指数が切り返したことも円売りにつながった。米長期金利の上昇、原油高、株高の流れが持続するなか高値圏でもみ合い商状となった。2月米マークイット製造業・サービス業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値がいずれも予想を下回ったことに売りで反応。米10年債利回りの上昇幅縮小とともに113.40円台まで下押しした。 日経先物が90円上げたことで買い戻しが入る場面もあったが戻りは限定的だった。米長期金利が低下に転じたことなども相場の重しとなった。一時113.40円付近まで下押ししたものの、その後は徐々に下値を切り上げた。米長期金利の動向に左右される展開となった。

NY市場では上値の重さもあったが、下値でも底堅い展開だった。引け高となったことで、アジア市場でも戻りを試す展開か？