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ドル/円の中期トレンドは維持!
- 2016/11/10
- 欧州タイム
★トランプショックが取りあえずは収束し、一時的なショックにとどまったことで、急激な円高方向に向かうリスクは薄れている。レンジ相場のなか、ドル/円、クロス円の押し目買いをしても暫くの間はそれほどリスクは限られていると思われる。共和党はもともと緊縮財政派が基本である。トランプ氏が言っている減税や炭鉱産業の復興、オバマケアやドットフランク法の廃止などは共和党内部からの反対もあり、そう簡単に実行されることは容易ではない。ただ、市場はトランプ氏の公約が実行されたとすれば、国内はインフレが進行するので債券売りとの流れに沿った動きとなっている。
中期的なテクニカル的にも、13週線(赤線)が緩やかに上昇基調となっており、26週線(青線)に接近してきている。また、26週線の上に位置していることから、暫くの間は26週線の103.72円が下値支持ラインとなりやすい。下抜けした際は13週線の102.88円が下値目処となる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:75.60と%D:66.13が上向きを維持しており、過熱感もまったくないことから上昇基調が維持されている。