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エンベロープから日経225の下値を探る!
- 2020/01/30
- 欧州タイム
★エンベロープは、移動平均線から上下に一定にかい離させたラインのことで、価格が移動平均線から同の程度離れているかを見るために用いる。一般的には、エンベロープの上限・下限をトレンドの反転のポイントとして売買サインとして使用したり、サポートラインやレジスタンスラインの目安として用いる。
日経225の場合は、25日単純移動平均線(SMA:茶線)を用いると、上限は約5%のかい離が天井となりやすく、下限では約5%下限となることもあるが、大相場では約10%が底値となることが多い。
上昇する際は緩やかに天井を付けることが多いため、上限5%を確認する余裕がある。しかし、下落の際は急速に下落するためストップロスがストップロスを巻き込み必要以上に下落する。そのため、上昇時よりも下落時の方が25日SMAよりかい離しやすい。
本日終値時では、マイナス3%の22,996円を若干下回り終了した。そのため、マイナス5%の22,522円が次の下値目処となりやすい。さらにリスク回避の動きが強まるようなら、マイナス10%の21,337円が下値目処となりやすい。
この下値目安は25日SMAが日々動くことから、計算値が変化するので注意する必要がある。