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統一地方選挙後のトルコリラ円相場

2019年04月01日

皆さん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

3月31日、トルコの統一地方選挙が実施されたため、投票明けの月曜日は朝から大きく値が動くのではないかと市場では警戒感が高まっていましたが、終わってみればフラシュクラッシュのような激しい値動きにはなりませんでした。

相場変動というのは不思議なものでみんなが警戒している時にはあまりおきず、みんなの気がゆるんだタイミングで起きることが多いようです。そう考えると交通事故と同じですね。

今回は、多くの投資家が警戒していましたので選挙後の月曜日、それほど激しい値動きになりませんでした。

下のチャートは本日4月1日朝の値動きです。

6時10分に19.30円まで急落しているように見えますが、くりっく365で取引が始まるのは朝の7時10分ですので6時10分につけた19.30円はプレオープンでの値段です。

本日の東京時間は19.70円台を中心に安定的な値動きになりました。

さて暴落に警戒する中、注目が集まっているのが建玉の動向です。

下のグラフはトルコリラ円の終値と建玉数量をひとつのグラフで表したものです。

トルコリラ円

オレンジ色の面グラフが建玉数量、青い線が終値です。

くりっく365市場でトルコリラ円を取引する多くの投資家はスワップポイントを目的に買いサイドへの比重を大きくする傾向にあり、相場が急激に値下がりした時には市場全体の建玉数量が減少する傾向にあります。

大きく値下がりした時には5万枚、10万枚の建玉が一気に減少するなんてことが2018年4月以降だけでも何回か起きています。

ここ1年で建玉数量が増加する時は35万枚ぐらいまで増加していたことをグラフは示しています。

直近では3月19日に352,488枚まで膨らみ、統一地方選挙への警戒感からか先週末は312,088枚まで建玉枚数を減らしています。

価格帯は20円前後で比較的安定した状態にはなっていますが、建玉数量はこれまでのピークに近い状況にあるので、引き続き警戒が必要だと考えられます。

もしも相場の値下がりで建玉数量が大きく減少するようなことになるのでれば、直近の安値である18.84円を割り込んでくることになりますので、ご注意ください。

今日もトルコリラについてのお話しでした。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。

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