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FOMC前に現状のおさらい

2019年03月20日

皆さん、おはようございます。ファイナンシャルプランナーのワイワイです。

今晩というべきなのかそれとも明日の早朝というべきなのか悩みますが、日本時間21日3時にFRB政策金利が発表されます。

事前予想では2.25-2.50%と現在の政策金利から変更なしが大方の予想です。

米国10年債利回りの状況をみると今後の利上げは市場の状況は当面の利上げはないだろうと考えられていることを証明するような状況になっています。

米国10年債利回りと政策金利の推移はご覧のようになっています。

青いラインが米10年債利回り、オレンジのラインがFRB政策金利の上限です。両者の差分を灰色で示していますが、現在の政策金利2.25-2.50%に引き上げられた昨年12月19日以降両者の差分はほとんど無くなってしまいました。

3月20日現在の10年債利回りは2.61%ですのでその差はわずか0.11%にまで迫っています。

10年債以外の利回りはご覧のとおりです。

3ヶ月 2.44
6ヶ月 2.51
1年  2.41
2年  2.47
5年  2.42
10年 2.61
30年 3.03

グラフ化するとご覧のような状況です。

現在6ヶ月物のほうが1年物よりも利回りが高く、2年物のほうが5年物よりも利回りが高いそんな状況になっています。

通常、金利上昇が期待される局面では残存期間が長い物ほど利回りが高くなり、金利が低下する局面ではその逆になります。また、残存期間が長ければ長いほどリスクが大きくなりますので、その分のリターンが大きくなることが期待でき、長期のほうが利回りは高くなることが一般的です。

現在、一部で短期利回りが長期利回りを上回る減少(逆イールド)が発生しています。5年以内であれば6ヶ月物が一番高利回りとなっています。

今回のFOMC、どうなるでしょうね。

なお、は春分の日で日本の祝日です。直前のFOMCの結果が公表され、その直後の東京時間プレイヤーの数は極端に減少しますので、流動性の低下から為替市場は値動きが荒くなる可能性が高まります。

1月3日に起きたフラッシュ・クラッシュのような急変が起きてもおかしくない状況ですので21日の朝は警戒しておいても損はなさそうです。

皆様、相場の急変にお気をつけください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、残念ながら内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもございません。ご了承ください。


参考文献:
・米国債・金利-Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/markets/rates-bonds/government-bonds/us

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