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アメリカ消費者物価指数は先行き不透明!?

2023年10月16日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

10月も中旬に差し掛かり、ずいぶんと秋らしくなってきました。気温の変化が激しい季節ですので体調を崩さないようお気をつけください。

さて、先週の話ですがアメリカの消費者物価指数(CPI)が発表されました。9月の消費者物価は前月比が0.4%の増加、前年比が3.7%の増加でした。

消費者物価指数の推移をグラフで見ると次のようになります。

消費者物価指数-前月比

出典:米労働省

9月の物価変動の0.4%の増加は8月を下回る上昇率でしたが、直近1年間の平均は0.31%なので、1年間の平均上昇率を上回る結果でした。
物価上昇期(2021年10月から2022年6月)のような高い上昇にはなっていませんが、楽観視できる変動とは言えません。

消費者物価指数-前年同月比

出典:米労働省

前年同月比の推移をみると物価の下降局面は終了し、緩やかな上昇局面に転じたように見えなくもありません。2022年6月から2023年6月までの1年間で物価上昇率は8.9%から3.0%上昇まで低下しましたが、その後は3.2%、3.7%、3.7%と上昇してきています。

色々な考え方ができますが、金融政策によって物価変動の抑え込みに成功したと判断するのはまだ早いのかもしれません。また、イスラエル情勢によるエネルギー価格への影響も無視できない問題です。

前回のFOMCでは、2023年中にあと一回利上げが実施される可能性が高いことが示唆されましたが、今回の物価変動や情勢不安を元に考えるとその決定が覆されることは無いように思えます。

年内のFOMCは、10月31日から11月1日までと12月12日から13日までの2回です。

どうなるでしょうね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


参考文献:
米労働省

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