7月の東京の気温の変化(1945年-)
2023年07月12日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
7月の中旬だというのに毎日暑い日が続いています。本日、東京の最高気温は37℃と猛暑日の予報になっています。
それにしても暑いですね。
お天気が話題になると「今年は異常気象だ。」とか「昭和の頃はもっと涼しかった。」という発言をよく聞きます。
本当に昭和の頃は今よりも涼しかったのでしょうか????
気になったので調べてみました。
次のグラフは東京の7月の気温の変化を表したものです。
出典:気象庁
赤色の線が最高気温、オレンジ色の線が最高気温の平均、黒色の線が平均気温、水色の線が最低気温の平均、青色の線が最低気温を表しています。
グラフは1945年以降の変化を表していますが、昭和と令和を比べて気温が高くなったように見えますか?
はっきりとした違いが分からないので近似曲線を追加し、さらに曲線を数式化したものを加えたものが次のグラフです。
近似曲線を加えるとグラフが右肩上がりであることが解ります。傾きを式にすると次のようになります。
最高気温の平均 y=0.019x +28.63
平均気温 y=0.023x +24.72
最低気温の平均 y=0.025x +21.66
最低気温 y=0.029x +17.04
式にすると解りやすいですね。いずれの気温も年間0.02℃ほど上昇していますので、50年間で1℃ほど上昇していることが解りますね。
昭和の頃(50年前)は今より1℃ほど涼しかったと言っても間違いではなさそうです。
温度以外で気になったのが湿度です。
緑色の面グラフは湿度を表していますが2015年以降は80%を超えるレベルまで上昇していることが目視でも確認できます。
多少気温が高くても湿度が低ければそれほど不快に感じることはありませんが、湿度が高い場合、気温が低めでも不快に感じてしまいます。
ここ最近の暑さは、気温より湿度の影響の方が大きいのかもしれません。
これから夏本番、小まめな水分補給をおこない、熱中症にならないようお気をつけください。
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・気象庁