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アメリカは好調な労働市場?
2024年04月08日
皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
先週末、米雇用統計が発表されました。
事前予想では、非農業部門雇用者数が20.1万人の増加とみられていましたが、結果は予想を大きく上回る30.3万人の増加でした。
また、失業率は、前回よりも0.1ポイント改善し、3.8%になりました。
今回の雇用統計の結果をグラフで確認すると次のような変化になっています。
米・雇用統計
出典:米労働省
グラフは直近一年間の変化を表しています。
数字を細かく見ていくと、2023年3月から2024年2月の平均は23.3万人の増なのですが、直近4か月の間は、平均を上回る結果が続いています。2022年3月から金融引き締め政策を実施し、政策金利を上昇させてきた訳ですが、非農業部門雇用者数についてはその効果が弱いのか、増加傾向になってきています。
米・失業率
出典:米労働省
失業率は、2022年2月以降、3%台後半で落ち着いているように見えますね。
4月30日から5月1日に予定されている次回のFOMCにて、金融緩和政策が具体化されるのかどうか。早期利下げへの期待感が薄まる雇用統計の結果だったと言えそうですね。
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参考文献:
・米労働省
・米労働省