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発表前におさらいを、米・消費者物価指数とFOMC

2023年12月12日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

今週は、アメリカの消費者物価指数とFOMC政策金利発表が控えています。先週発表された米・雇用統計は、非農業部門雇用者数が19.9万人の増加、失業率が3.7%でした。事前予想では、非農業部門雇用者数は18.3万人の増加でしたので、想定内の結果だったと言えます。

労働市場が安定した状態であることが確認でき、物価変動が落ち着いた状態にあることが確認できれば、利上げを行う理由もなくなる訳ですが、果たしてFOMCがそのような判断をするのかどうか。結果を待っている状況です。

発表を目前に控えていますが、今がどのような状態なのか、グラフを使って確認してみたいと思います。

米・消費者物価指数(前月比)

出典:米労働省

先月時点での12か月平均は、0.27でした。月によって変動にバラつきがありますが、上昇傾向にあるようには見えません。2022年7月以降、緩やかな上昇を持続させているように見えます。

米・消費者物価指数(前年同月比)

出典:米労働省

2022年6月に8.9%の上昇を記録した後の物価上昇率は鈍化しています。2023年6月に3.0%まで下落したものの、その後は3%台を維持した動きになっています。ここ半年の間は、3%台で落ち着いているように見えます。
発表を控えている11月の前月比のデータが多少高かったとしても、単月のデータが前年同月比の変動に与える影響はさほどではないので、この月の結果も想定内の結果になる可能性が高いと考えられます。

政策金利と10年債利回り

利上げのうわさに翻弄される動きになったのが米国10年債の利回りです。2023年10月、金融引き締めが長期化するのではないかとの観測から米国10年債利回りは、10月19日に終値ベースで4.988%まで上昇しました。
その後の債券利回りは、緩やかに下落し、12月8日時点で、4.245%まで下がっています。
現在の政策金利である5.25%-5.50%は、2023年7月に改正されたもので、9月、10月の会合での変動はありませんでした。

市場予想では、今回も改正はないものとみられていますが、想定どおりの結果になるかどうか。注目したいですね。

なお、発表時間(日本時間)は次の通りです。

12月12日 22時30分 米 消費者物価指数
12月14日 04時00分 米 FRB政策金利

発表にご注目ください。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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