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新体制での金融政策決定会合

2023年04月28日

皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

本日(4月28日)日銀の金融政策決定会合が開催されました。

総裁が植田和夫氏に代わって初めて実施される金融政策決定会合でもあり、12時を過ぎても結果が発表されなかったので注目が集まっていましたが、発表された内容は、前回とさほど変わらないものでした。

今回発表された決定項目を要約すると次のようになります。

1.長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)
 ①短期金利:日銀当座預金のうち、政策金利残高に0.1%のマイナス金利を適用
  長期金利:10年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債を買い入れる
 ②長短金利の変動幅を「±0.5%程度」とし、10年物国債金利について0.5%の利回りで指値オペを実施する

2.資産買入れ方針
 ①ETFおよびJ-REITをそれぞれ年間約12兆円、年間約1800億円に相当する残高増加ペースを上限に買い入れする
 ②CP等は約2兆円の残高を維持する

・「物価安定の目標」は継続して目指していく。生鮮食品を除いたコアCPIが安定的に2%を超えるまで、拡大方針を継続する
・金融政策運営について、1年から1年半程度の時間をかけて、多角的にレビューする

基本的方針は前総裁の時と変わりませんでしたが、1年から1年半程度の時間をかけて多角的にレビューすると表記されましたので、1年から1年半程度は現状維持の政策が続くと思われます。

大きな政策の変化があるとすれば1年から1年半後になるのかもしれません。

なお、発表前後のドル円相場はご覧のような値動きになりました。

米ドル円(くりっく365)

今回は13時に発表されましたが、発表まで時間が掛かったため、思惑からか12時24分ごろ大きく動く場面がありました。13時に発表された内容は金融緩和を継続する内容だったため、円安方向に推移したものだと考えられます。

当面の間は、サプライズの無い相場展開が続くのかもしれませんね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。


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