皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。
日本時間、6月15日午前3時に発表されたアメリカの政策金利は、結果は現状と変わらない5.00%-5.25%でした。
これまでFOMCは昨年の3月から10回連続して利上げを実施していましたが、今回は利上が見送られましたので、一連の利上げはここでひと段落したと言えます。
米国10年債利回りと政策金利
2022年11月以降、10年債利回りと政策金利は逆転しており、政策金利の方が高い状況が続いています。通常であれば、10年債利回りの方が政策金利よりも高いことがほとんどですが、半年以上今の状態が続いています。
ちなみに13日に発表された米 消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で4.0%でした。
物価変動をグラフにすると次のようになります。
米 消費者物価指数(CPI)
出典:米労働省
随分と下がってきたことが解りますね。物価対策が必要ない状況に近づいています。
今回、FOMCの参加メンバーによる2023年末の政策金利予想は下限5.50-5.75%でしたので、現在の政策金利よりも0.50%ほど高い水準になっています。年内に実施されるFOMCは7月、9月、10月、12月の計4回ですが、予想通りであれば、あと2回利上げされることになります。状況は日々変わっていますので予想通りになるとは限りませんが、この先どうなるでしょうね。
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