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FRB政策金利と10年債利回りのギャップが広がる

2023年02月02日


皆さま、おはようございます。CFP(ファイナンシャルプランナー)のワイワイこと岩井です。

昨晩、米連邦公開市場委員会(FOMC)は、FRB政策金利を発表しました。結果は、市場予想どおり0.25%の利上げとなる4.50-4.75%でした。

政策金利の変化をグラフにすると次のようになります。

米国10年債利回りと政策金利

オレンジ色の折れ線グラフが政策金利の上限です。
昨年の3月から8回連続して利上げが実施されました。青色の折れ線グラフは、米国10年債利回りですが、こちらに関しては昨年の10月後半に4.234%まで上昇した後は、緩やかに下降しています。1月31日時点での10年債利回りは3.529%でした。

現在、10年債利回りの方が、政策金利よりも低くなっていますが、このような状態になるのは、今回が初めての出来事ではありません。

米国10年債利回りと政策金利(2015年から)

2015年後半から2019年に掛けて実施された利上げの「最終局面」でも両者は逆転し、10年債利回りが政策金利を下回っていました。通常、10年債利回りは政策金利よりも高いことがほとんどですが、金融政策転換局面では、このような逆転現象が発生します。

そして2019年後半に利下げが実施され、再び、10年債利回りが政策金利を上回る状態になりました。

両者は、そのような関係を繰り返しています。

現在の状況は10年債が政策金利を下回って3ヶ月が経過しています。FOMCが金融政策の転換を実施するのも時間の問題なのかもしれませんね。

このコメントは編集者の個人的な見解であり、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご了承ください。

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